緩効性肥料

 緩効性肥料
化学肥料を化学的な方法で肥料が長く効くように加工した肥料の事。
緩効性肥料には、下記 数種類の肥料などがあります。




UF(ホルム窒素肥料)
 尿素に対して、ホルムアルデヒドを加えて加工し、長く効かせる。
 微生物分解による肥料なので、微生物群の少ない土壌では更に緩効効果を高める。
 微生物分解肥料

IB肥料
 尿素に対して、イソブチルアルデヒドを反応/加工し、長く効かせる。
 加水分解肥料なので、粒を大きくして緩効効果を高める。
 加水分解肥料

CDU肥料
 尿素に対して、アストアルデヒドを加えて加工し、長く効かせる。
 加水分解後、微生物分解を受けて長く効かせる。
 加水分解 及び 微生物分解肥料

グアニル尿素
 石灰窒素からジシアンジアミドを生成/加工し、長く効かせる。
 たん水の水田状態ではないと分解しにくく、たん水状態で分解しやすくなる。
 微生物分解肥料

オキサミド肥料
 シュウ酸ジエステルにアンモニアを加えて加工し、長く効かせる。
 微生物分解による肥料なので、微生物群の少ない土壌では更に緩効効果を高める。
 微生物分解肥料

被服肥料(ポリウレタン/アルキド樹脂/ポリオレフィン系樹脂)
 肥料の表面にポリウレタンなどでコーティング(被覆)し、物理的に肥料が溶けにくいように加工する。
 ポリウレタンなどには小さな穴が開いてあり、温度が高くなると穴が大きくなり、肥料が溶け出す。
 被覆材の厚さで肥料の溶出期間をコントロールできる。
 ただし被覆材(ポリウレタンなど)は分解されにくく、土壌にしばらくの間、残っている。(アルキッド樹脂は生物分解性素材)

被覆肥料(硫黄)
 肥料の表面に硫黄でコーティング(被覆)し、さらにその上にワックスを塗布し、物理的に肥料が溶けにくいように加工する。
 硫黄などには小さな穴(クラック)開いてあるが、最初にワックスを微生物が分解し、その後に穴から肥料が溶け出す。
 被覆材の厚さで肥料の溶出期間をコントロールできる。
 硫黄は植物の必須成分なので、植物に吸収される。