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はたけの倉庫
東陽株式会社

新潟県阿賀野市南沖山129番地3


肥料・有機肥料や培養土、
土壌改良材などの販売


 
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肥料の中の肥料成分、○○%以外の残りはどんな物質が入っているの?


Q. 肥料の中の肥料成分、○○%以外の残りは
  どんな物質が入っているの?
A. 各肥料の種類によって様々違います


これを説明するには、中学校で習った周期表(原子量表)を思い出して下さい。
色々な元素記号が並び、憶えるのに大変だったと思います。「水兵リーベ僕の船…」などとゴロ合わせで憶えたと思います。
(周期表はココをクリック)
ここでは、分かりやすいように 硫安(硫酸アンモニウム)で説明致します。

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<< 硫安 >>
●分子式: (NH4)2SO4
●元素記号: N=窒素, H=水素, S=硫黄, O=酸素
●原子量: N=14, H=1, S=32, O=16
●分子量: (14+(1×4))×2+32+(16×4)=132
※上記の分子式の中の元素記号に、原子量の数値を当てはめます。 そして、分子式を計算します。

硫安の分子量は「132」となりました。 硫安の中に窒素(N)は2つあるので原子量は「28」です。
硫安分子(132)の中に、窒素(28)が含まれている事を表します。

硫安の袋に記載されている窒素21%は、硫安分子(132)の中の窒素(28)の割合を示しています。28÷132=約21%
つまり21%以外の79%は、窒素(N)以外の物質、水素(H)、硫黄(S)、酸素(O)となります。

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尿素の場合も、同じように計算します

<<尿素>>
●分子式: CO(NH2)2
●元素記号: C=炭素, O=酸素, N=窒素, H=水素
●元素記号: C=12, O=16, N=14, H=1
●分子量: 12+16+(14+(1×2)×2)=60 尿素の分子量「60」の中に、窒素原子が2つ「28」含まれています。28÷60=約46%で、尿素の窒素成分が出てきます。
つまり46%以外の54%は、炭素(C)、酸素(O)、水素(H)となります。

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化成肥料8-8-8や14-14-14などの場合は、原料として硫安や尿素、りん安、塩化加里など多くの原料を使用しているので、複雑になります。
複雑ではありますが、肥料取締法上、肥料として使用する場合において、植物や人体に大きく影響を与える有害物質は 原料としての使用が禁止されているので、あまり気にする必要はないでしょう。

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