本文へ移動

はたけの倉庫
東陽株式会社

新潟県阿賀野市南沖山129番地3


肥料・有機肥料や培養土、
土壌改良材などの販売


 
1
0
1
5
6
7

ケイ酸(Si)の役割

 ・Siの役割

イネ科に作用する。
茎葉が丈夫になり強い苗を育てる。また耐病虫性が増大する。

 

 ●Siの過剰症、欠乏症(別記の表参照)

 ●Siの成分の内訳
  ・可溶性ケイ酸…水や酸に溶けてから吸収される成分
  ・く溶性ケイ酸…酸に溶けてから吸収される成分
         (根の周りには「根酸」があり、この酸に溶けてから吸収される)
  ・水溶性ケイ酸…水に溶けてから吸収される成分

  ※実際にはクエン酸2%水溶液を 根酸と仮定して、それに溶ける成分を「く溶性」と呼んでいる
 
 
 
肥料栄養の欠乏過剰
要素
欠乏症
過剰症
N
窒素
生育が鈍化し、矮小化する
葉は黄化し、タンパク質合成能力が低下する
徒長し、花芽分化が遅れる
葉は濃緑化し、軟弱化する
根やけ(塩類障害)を引き起こす
P
りん酸
着花数、開化結実が減少する
下葉から上葉へ症状が現れる
葉柄が紫色化(アントシアン色素の生成)
過剰症は比較的少ない
亜鉛、鉄、マグネシウム欠乏を誘発
K
カリ
古葉からより欠乏症が現れる
葉脈が紫色化
葉がねじれたり、シワになる事がある
苦土、カルシウムの吸収を抑制し、
苦土、カルシウム欠乏を誘発する
Ca
カルシウム
生長点から欠乏症を発生する
生長点の壊死、しりぐされ、心くされを誘発
過剰症は比較的少ない
加里、苦土、リン酸の吸収を抑制する
結果的にpHが高くなると、マンガン、鉄、ホウ素の欠乏症を助長する
Mg
苦土
葉脈間が黄化するが、黄化部は壊死しにくい
 
カリ、カルシウムの吸収を抑制する
Mn
マンガン
上位葉から現れる
葉縁や葉脈間が黄化し、葉縁が下向きに湾曲
下位葉の葉脈間に褐色斑点
根の褐変が現れる事がある
B
ほう素
根の伸長が抑制され、細根の生育減少
生長点や葉縁部の枯死
下位葉の葉縁が黄化し、褐変、枯死する
Si
ケイ酸
稲の倒伏が増えたり、病害虫に対する抵抗力が弱くなる
稔実障害や生育が阻害される
けい酸そのものによる過剰害は無い
H高い資材は、作物の好適pHを外れないようにする事が必要
 

 
TOPへ戻る